パピオトラベル

「セブ島でジンベイザメと一緒に泳ぐ」

こんにちは☆
パピオトラベルです。
このパピオトラベルでは海外旅行初心者向けの情報を発信しています。
今回はほぼ自分の旅の思い出的なお話になりますが、コミュニケーションの取り方で旅は面白くもつまらなくもなると言うお話です。
一部ホンネが書かれていて、パピオ家実家の関係性が垣間見える事がありますが、日記みたいな物なのでその辺は無視して頂きますようお願い致します(笑)

​​​​​​まず何故セブ島?と申しますと…この旅行は、はじめは自分の両親の金婚式のお祝いに何処か海外にでも連れて行こうと計画していました。
前回、母親を人生初の海外旅行に連れて行くべく台湾の台北に行き、初めての海外だからかそこそこ楽しそうだったので、ちょうどこの年 金婚式らしいのと、前回取得したパスポートの有効期限がまだあるので、今度は雰囲気がもう少し外国らしい外国に連れて行こうと計画しました。
しかし本当に老人ってのは…子供より自分勝手だしワガママで扱いにくい生き物でして……。

あ…。一応説明しておきますが、パピオ家実家は相当な?仮面家族でして、私パピオと両親は全く仲良くはないし、今まであの人達を反面教師にして生きてきたのですが、もう老い先も短いし、母親が一度も海外に行った事がない人だったので、せめて死ぬ前に一度くらいは外国を見せてあげようかと前回台北に連れて行ったわけです。
そして今回は金婚式だと言うから、じゃあもうこれが最期のプレゼントだなと思い、セブ島旅行をプレゼントしたわけなのです。
奥さんのご両親はわりと好奇心旺盛で素直だし、ちゃんと周りに気を遣える方達なので一緒に旅をして、また連れて行こうかな~と思えるんだけどなぁ~。

両親は「死ぬまでに一度はヨーロッパに行ってみたかったけど、飛行機12時間はキツイな〜」とか…「もう足腰が悪くて歩くのがキツイ」とか…言っていたので、行き先をいろいろ考えたのですが…。
ヨーロッパ…エコノミーでなら連れて行けるけどあの人達にビジネスクラスプレゼントなんて考えはサラサラないし、そもそも足腰悪いなら行ったところで街歩きも厳しいかと。
クアラルンプール…街歩きがメインなので厳しいかと。
ウラジオストク…すごく近くて街並みはヨーロッパっぽいけど、坂道がとても多くてやっぱり老人には厳しいかと…。

もうこうなってくると、あんまり歩かないでのんびりできるビーチリゾートになるわけです。
当初は最も?お気楽な海外旅行でも知られるグアムにでも連れて行こうと思って計画したものの…奥さんが実家に行った時にパピオの両親をビーチリゾートに連れて行くと話したら…奥さんのご両親も「いいな〜私達も行きたいな〜」と…(汗)
確かに…奥さんのご両親には今まで何一つプレゼントした事がなかったな〜と思い…。
じゃあ何かしてあげようと言う気持ちから、両家で南の島でのんびりしようとセブ島を選択。

全員分の旅行代を全て負担するパピオ達にも予算ってものがあるからね(笑)

移動は5時間くらいなのでセブパシフィック航空を選択。
全員連れてってあげるのだからその位は我慢してね。

そして今回のお話「ジンベイザメと一緒に泳いできた」です。
ジンベイザメと一緒に泳ぐのは一度やってみたかったアクティビティ。
私達夫婦だけなら自力でもっと安く行く方法もあるんだけど、今回は海外は初めてです!みたいな老人2人と奥さんのご両親引き連れての移動なので老人でも無理なく参加できる現地ツアーを選択。
その現地ツアー会社の選定が大切でして…。
ネットを開けばいろんなツアーが出てきます。
安いけど英語オンリーのガイドだったり、大手や日本の会社は至れりつくせりだけど超〜高かったり…。
他にもゴープロ貸出無料もあれば、別料金もあったりと、まぁ〜いろいろ。
似たような内容で安いところで8000円くらい、高いところだと24000円くらいのところもある。
しかしパピオにも「予算」ってものがあるからね…(笑)
これが6人分だとけっこう値が張るのです…。
半信半疑のネットの口コミ。
いろいろ悩んだ結果、2社に絞り込む。
そして半信半疑ながら選んだツアー会社はCSPさんでした。
決め手は6名で申し込めば少し安くなったのと、事前にラインで意思疎通を図って不明な点が無くなるまでやり取りして、納得できた事でした。
でも実際行ってみないと良いかどうかもわからないので、半信半疑のまま参加。
当日朝早くホテルまでお迎えの車が来ました。
安いから古い車かな?と思っていたら…新しめなきれいなハイエース。
そして今回アテンドしてくれたのはメイさん。
日本語もそこそこできて気が効いててチャーミングな女性でした。
初めにご挨拶。
メイさんもドライバーさんも日本語が少し話せるので意思疎通は楽チンでした。

朝3時半にホテルを出発。
朝ごはんはどうしますか?途中でジョリビー(フィリピンでは最もメジャーなハンバーガーチェーン)に寄る事もできますよ!と言われたのですが、私達の泊まってるホテルが朝ごはんBOXとミネラルウォーターを持たせてくれ、でもドリンクは違うのが飲みたかったので、「コンビニ寄れる?」と言い、セブンイレブンに立ち寄ってもらう。

そこでメイさんが案内してくれると言うので、私が全員の注文を聞き、メイさんと店内へ。
これから3時間半の長い道中、安全運転を徹底して貰いたいのと、コミュニケーションを取っておいた方が何かといい結果になるのが世の常なので、

パ「メイさんとドライバーさんの分、何か好きなのこのカゴに入れて☆」
メイさん「それは悪いですから大丈夫です」
パ「いやいや…これからまだ長い道のりだし、メイさんもドライバーさんもお腹減ったり、おやつ食べたかったりするでしょ?僕のキモチだから遠慮しないで好きなのカゴに入れて☆」
メイさん「え〜☆いいんですか?じゃあ…ありがとうございます」
と…このようなやり取りがあり、車に戻る。
そしてまた出発。

なにせ普段は自力で何処でも行く私なのでツアーと言うものに慣れてなくて、ドライバーは安全かつ的確に現地まで連れて行ってくれるのか?…とこの時点ではまだ半信半疑。
しかし、発車してみれば無理な追い越しするわけでもなく、かと言ってチンタラ走るわけでもなく、空いていれば速く走りかなり的確に目的地まで送り届けてくれる、話せば気さくなドライバーのお兄さんでした。
あ…1人うちの父親が酔ってゲーゲーしてましたけど(笑)

事前のラインのやり取りで「老人がいるから安全運転は徹底してね」と何度も言ってたし、いろいろフォローもしてたしね。
目的地のオスロブに着く頃には半信半疑も消えて、
すっかり信用できるスタッフさんだな〜と言う気持ちになっていました。
最初は半信半疑でゴメンなさい(笑)

そしてジンベイザメとの遭遇…と言うよりはジンベイザメのエサ場に私達がお邪魔する感じ。
時間はかなり限られていて概ね20分くらい。
旅行を計画してる段階で両親に「ところで君達は泳げるの?」と聞いたら「泳げる」と…。
だからジンベイザメと一緒に泳いだら一生の思い出になるかな〜なんて思って予約したのに…。

イザ!沖に出て、絶対に沈まないライフジャケットを着てシュノーケル着けているにも関わらず…
うちの両親はボートの柵から手を離そうとせず、何回説明しても半笑いでムリムリ〜!と…。
もう…二度とうちの両親なんか連れて来ねーわ…。と心に誓い、時間も限られているので、後はメイさんにお任せして私達はジンベイザメと戯れてきました。

いや〜☆今思い出してもこれはまたやりたい!
今度は足手まといのいない状態でジックリね。
自前の水中カメラと借りてるGoPro2本持ちで動画と静止画を撮影。
アッ!と言う間の20分でした。
今回は老人を連れて行くから現地ツアーを申し込みましたが、結果的に相当良かったです。

現地ツアーなら日本の会社よりかなり安いので自分達だけでも利用する価値は有り!ですね。
ジンベイザメツアーの場合は個人的に行けばジンベイザメと泳ぐのと往復交通費で4200円くらいだけど、ジンベイザメと一緒に泳ぐ時間はどっちにしても20分くらいなので、ついでにスミロン、ツマログに連れてってくれて10000円弱(もちろんちゃんと交渉しての話)なら有り!ですな。

アテンドしてくれたメイさんは、終始老人達の事を気遣ってくれて、私の水中カメラの電池が切れても自分のスマートフォンで写真を撮ってくれてすぐ送ってくれたり、いろいろと臨機応変に対応してくれて、非常に頼りになりました。
ジンベイザメのあとはスミロン島、その後は手配されてるバイタクに各自二人乗りしてツマログの滝へ

スミロン島は無人島とされてるだけあってかなり透明度の高いキレイな海でした。
砂ではなく貝殻とかサンゴ礁が砕けた感じのザクザクした海岸なのでビーチサンダル必須ですが、ここでもシュノーケリングで海ヘビやクラウンアネモネフィッシュなど、キレイな魚達が沢山泳いでいるのを観察できました。

ツマログ滝は想像してたより良かったです。
水量はそうでもないですが、意外と迫力があり、ドクターフィッシュ?(角質を食べてくれてスベスベになるアレね☆)もいたりして初体験をしてきました。
いや〜くすぐったい(笑)

その後はツアーお決まりの指定レストランでのお食事。(食事代はツアー料金には含まれず別途支払い)
現地ツアーとは言え、やはりツアーだけあって
ロケーションは抜群!…でもご飯は全然美味しくない(笑)
私達一行のオーダーはもちろん私パピオしか出来ないので、私が全員の注文を取り、お店のスタッフにオーダー。
ふと…メイさん達はどうしてるのだ?と周りを見渡すと…遠くの方のベンチでドライバーさんと何も食べずに携帯をイジってる模様。
朝3時半からもう10時間以上一緒に行動しているが彼女達が何か食べてるのは見ていないし、食べてもセブンイレブンで買った小さいお菓子とドリンクくらいだ
おいおい…いくらなんでもお腹減ってるだろ…と思い、メイさん達の元へ。

パ「メイさん達、朝から何も食べてないでしょ?こっち来てみんなで一緒に食べようよ☆ごちそうするから。」
メイさん「私達は大丈夫です。一緒にご飯とか会社から怒られます〜」
パ「じゃあせめて僕がごちそうするから、ここでドライバーさんと一緒にご飯食べなよ〜。
ホントに朝から何も食べてないじゃない…」
メイさん「ダイエット中だから…(多分ウソでしょ)ホントに大丈夫です…」←でもドライバーさんは食べたそうだった(笑)
2回勧めてみたけど、断られたので
「じゃあ帰りの車でもお腹減ったら遠慮しないで言ってね。行きみたいにコンビニくらいは寄れるでしょ」と席に戻ってご飯を食べる。
帰りの運転はもうスッカリ安心してみんな爆睡(笑)
寝てしまったので結局コンビニにも寄ってあげられず…ゴメンね。

そしてトラブルもなく無事にホテル到着。
本当にメイさんとドライバーさんは良くやってくれたので、せめてこの後ご飯でも食べなさいと夕ご飯を食べれる位のチップをそれぞれ渡したら大変喜んでいました☆
そして全員で記念撮影☆
いい思い出になりました。

今回現地ツアーにして正解だったのは、ジンベイザメの後の行程も超〜スムーズだったので非常に楽チンだった事と、貴重品等もしっかり預かってくれて心配事が一切無かった事。
もちろん、臨機応変で優しいメイさんと優秀なドライバーさんが居てくれたからこそなんだけどね。
無料貸出のゴープロのデータも約束通り送って貰いました。

口コミでは、やれ「GoProのデータが送られて来ない」とか…「車の運転が荒くて何度も事故りそうになった」などなどいろいろ悪い事も書いてありますが、私に言わせれば現地にいるのにその国の事を理解せず、日本と同じ気になって相手が何でもしてくれると思ってる節があるんじゃない?って感じです。
海外旅行で大切なのは人間と人間のコミュニケーションが取れるかどうかに掛かっているんだと毎回思います。

私もただ現地ツアーに乗っかって行っただけではなく、ちゃんとスタッフをリスペクトしてフォローしていたからこそ全てが上手く行き、結果的に楽しいアクティビティになったのだと☆

日本人を含む東アジア人でたまに見かけますが、お金払ってるのだからいろいろして貰って当たり前みたいな横柄な人…。  日本国内ならそれでも相当寛大な日本人スタッフが苦笑いしながらもちゃんと対応してくれますが、海外でそんな横柄な態度では上手く行くものも上手く行きませんからね(笑)
これからも現地人とコミュニケーションはなるべく多く取って楽しい旅にしたいと思います☆

パピオ

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