バンコク パピオトラベル

「初めてのソンテウでワットパクナム@バンコク」

こんにちは☆
パピオトラベルです。
このパピオトラベルでは海外旅行初心者向けの情報を発信しています。

今回はタイ王国の首都バンコクで「地元民の足」であるソンテウに乗った時にいろいろと優しいタイ人達からお世話になって、自分も日本に来た外国人で困っている人を見たら極力助けよう!とあらためて思ったと言うお話です。

海外に行くと怖い目、嫌な目に合うとかよく聞きますが、それは日本が安全過ぎるからであり、平和ボケしている日本人からしたら信じられないでしょうが、基本海外では軽い犯罪は普通にあるものだと言う認識で行くべきでしょう。

スリは本当にその軽い犯罪の典型ですが、私も日本ではスリを見た事がないし、被害にあった事もない。
同様に街を歩いていても変な勧誘もほとんどないし、騙そうとする人にもあった事がない。
それだけ日本は平和で治安のいい国なんですが、逆に言えば騙す方からすれば「あいつらはボケてるからチョロい」と言う認識なんです。

当然、私も少なからず危険な目(どれも未遂に終わってる)にはあった事がありますが、全ての人を疑ってかかっても旅が楽しくなるワケがないので、そこは経験則から「この人は大丈夫だな?」とか「この手のタイプは無視無視」とかある程度のラインを決めています。

でもまぁ…昔から運がいいのか、そんなに悪い人には引っかかってないんですよね…不思議と(笑)

さて…ここからがその「ソンテウ」に乗った時のお話。
ソンテウ…知ってますか?

日本ではあまり馴染みがありませんが(そもそも道路交通法で無理なので日本ではありえない。)、軽トラとか小型のトラックの荷台にベンチをむりやり並べて、ギューギューに詰め込まれて乗る、地元の乗り合いバス的な乗り物。

ホントね…あれは「護送車」若しくは「家畜を運ぶトラック」だな…(笑)

こんな感じね…。
実際に乗ったのは日本の昭和時代の軽トラを改造したもので、かなりボロかったですが…。

このソンテウ、東南アジアではメジャーな乗り物で、どの国でも名前は違えど地元民の足として大活躍している乗り物です。
これに一度乗ってみたくて、トライしてみました。
基本は「決まったバス停の無いバス」的な乗り物でして、周るルートは決まっているのだけど、ルート上であればタクシーのように手を上げたら止まってくれます

そして乗り込み、降りたい場所に差し掛かったらブザーを押せば付近で降ろしてくれます。
降車後は運転席まで行って料金を支払う。
たったの7バーツ(25円くらい)。

当時、人気がジワジワ出てきた頃の「ワット・パクナム」に行くのにソンテウを使いました。

今は最寄りに駅ができた?らしく、電車で行けますが、この頃はまだ本格的なブームの前。

辺鄙な場所にあった為、徒歩10分以内に駅はない。
もちろんタクシーやグラブでもいいのだけど、何でもトライしてみたい私は、そこは敢えて地元民に混じって「ソンテウ」に乗りたいわけですよ(笑)

ネットの誰かのブログで道程を調べていたら、ワット・パクナムまで歩くと20〜30分くらいかかるところに駅があるらしい。
その駅付近をソンテウが走っていると…。

じゃあとりあえずその駅までは電車で行ってみる。
駅はBTSタラートプルー駅、2番出口。

駅には特にバス停は見当たらないので、とりあえずソンテウっぽいのを探す。

車にも多分大まかなルートの名前が書いてあるんだろうけど、全てタイ語なのでサッパリわからず、とりあえず見かけたら手を上げて、止まったところに駆け寄り、「ワット・パクナムまで行く?」と聞くも、「ノー」と言われる…。

閉館時間が近づいていたので焦る。

そうすると…横でたむろしていたバイタクのオッサンが近寄ってきて「何処まで行く?」と営業かけてきたので、「ワット・パクナムまで行くんだけど、バイタクじゃなくてソンテウに乗りたい」と正直に言ったら、アッサリと「ソンテウ?じゃあRedCarだよ!」と親指を立てて微笑みながら教えてくれて、去って行った。

ベトナムの時は何かとしつこいのが多い印象だったけど、あのバイタクのオッサン、優しかったなぁ〜。
しばらく待ってると赤いソンテウが走ってきたので手を上げて止め、「ワット・パクナム行く?」と聞いたら「乗れ!」と荷台に指差し。

日本の古い軽トラの荷台に10人は乗ってるだろう…(笑)
一番後ろの人はすぐ降りるのか、荷台からハミ出ながらも柵に捕まりながら乗っている。

私達は真ん中あたりの席に入れて貰い、地元民の中に外人ポツーン…みたいな場違いバリバリでワット・パクナムに向かいます。

でもこのソンテウが本当にそこに行くのかどうかわからなかったし、どの辺で降車ブザーを押していいのやら、土地勘の全くない私にはサッパリわからなかったので、グーグルマップで自分の今いる位置と走ってるルートを確認しながら数分、ワット・パクナムの近くまできたので降車ブザーを押そうと思ったら…勝手に止まってくれて「ここがワット・パクナムだ。どうせ君達ここに来たかったんだろ?」とニヤッとされ、ドライバーさんに7バーツ支払い、寺院に向かいました。

素晴らしい緑の仏塔を観てからの帰り道…。

ネットの情報では寺院近くのセブンイレブンの前辺りから乗れるとの情報だったけど、乗り場らしき物は見当たらず…。
喉も乾いてきたので、とりあえずセブンイレブンで、ドリンクを買う。

日本では売ってないような物が飲みたかったので、飲み口の大きいボトルに入ってる、タイ語はサッパリ読めないがパッケージの絵から察するに「亀ゼリーと緑豆とナタデココ」が甘いミルクティーの中に入ってる…みたいなドリンクを買い、ソンテウを待つ。

行きが赤いソンテウだったし、ある程度決まったルートを周るのだから、帰りもそれに乗ればあの駅まで行くだろうと赤いソンテウを待つ。
赤いのが走ってきたので、「BTSの駅まで行く?」と3台聞いてみるも、全てフラれる…。

仕組みがイマイチわからないなぁ〜と思い、これはグラブで帰るかな…と思っていたところに…一人の派手で若めなお姉さんが近寄ってきて…
姉「どうしたの?何処行きたいの?」
パ「BTS駅まで行くソンテウはどれ〜?」
姉「あ〜。じゃあ私に付いてきて、カモーン!」

けっこうな派手なカッコのケバいお姉さんだったので、変なところに連れて行かないだろうな…と警戒しながらも、とりあえず付いていく。
もし怪しいところに連れ込まれそうになったらダッシュで逃げるつもりで付いていくも…付いた先はソンテウが集まっている操車場でした。

お姉さんはたむろしてるドライバー達に「BTSの駅に行くのはどれ〜?」と聞いてくれて「この車に乗ってればそこに行ってくれるわ。バーイ☆」とニコッと手を振って帰って行きました。

発車を待ってるとお姉さんが何故か戻ってきて「料金は7バーツで降りる時に払うのよ☆バーイ☆」と去って行きました。
…なんて親切なんだろう…さっきは疑ってゴメン(笑)

続々とお客さんが乗り込んできて満席になり、出発。

あまりに喉が乾いたのでさっき買ったミルクティー?を飲もうと蓋を開けたらなぜかまた蓋がある…。
そしてその内蓋の開け方が特殊で蓋は開かず…。

ん?これはどうやって開けるんだ?…と考えていたら向かい側に座っていたオバチャンが笑いながら「私に貸しなさいよ」
オバチャンに渡したら外蓋の裏側に付いてる道具?みたいなのを使って開けて「これで飲めるわよ」と渡してくれました。

ホント地元民優しい〜☆
何処の国に行っても確かにスリとか、詐欺的な勧誘してくる人って地元民じゃなかったりするんですよね〜。

こうしていろいろと優しくされる度に、私も困っている外国人を見たら助けようと思うのでした☆

今まで旅先でかなり沢山の人からお世話になってきましたが、これは添乗員付きのツアーではナカナカ経験できない事でしょう。
旅の醍醐味は地元の人との交流にあると思っているので、これからもいろんな人からお世話になり、また私もお世話するつもりです。

早くまた海外旅行が解禁になる日が来ますように〜☆

パピオ

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