パピオトラベル 日本 茨城

「高さ世界第5位の大仏を見て、日本の観光について考えさせられた。」

こんにちは☆
パピオトラベルです。
このパピオトラベルでは旅行初心者〜中級者向けの情報を発信しています。
※当ブログの内容に関しては、あくまで個人的見解に過ぎません。
よくありがちな何でも褒めるブログではない為、旅行中級者になりたての調理師目線 で思った事をほぼストレートに表現しております。
それをご理解の上、読んで頂ければ幸いです。
よろしくおねがいします。
今回は、完成1993年。像高100m(台座を含めると120m)
2021年現在「世界で5番目の高さ」である【牛久大仏】を見に、茨城県牛久市まで行って参りました。
「ブロンズ製」に限って見れば一応「世界一」だそうです。
アメリカのニューヨークにある「自由の女神」で世界17位。
自由の女神って意外と小さいのね…見た事ないけど。
ちなみに世界一の立像はインドのグジャラート州にあるコンクリート製「統一の像」
像高だけで182m、台座を含めるとなんと!240mもある!!(笑)
牛久大仏の2倍…。
そりゃあデカいわ…。
…そのうちその世界一を見に行こう☆
それでは、日本では一番高い立像「牛久大仏」を観に行きましょう。
牛久大仏までは、都内から電車とバスを乗り継いで行けます。
東京駅を始点として山手線で日暮里まで。
常磐線に乗り換えて牛久駅を目指します。
片道990円。約1時間。
小腹が減ったので野菜バーをかじる。
出発が遅かったので、お昼過ぎくらいに牛久駅に到着。
先ずは腹ごしらえ。
牛久駅周辺でランチできるところを探すも…。
武漢ウイルスの影響か、どこも閉まってる状態…。
…って言うか、そもそも店舗自体が少ないのだけどね…。
食べないで行くと、さすがにお腹ペコペコになっちゃうよな〜と思いながら、何もない駅前周辺を散策してみると…。
一応開いてる?お店が。
1階がお肉屋さん、2階がレストランと言うお店を発見☆
名前が一緒なので「もしかしてお肉屋さんがやってるレストランかな?」と少し期待する。
伺ったのは、とある「フランス食堂」さん。
シェフが一人で切り盛りしているお店。
頂いたのは〜。
「Aランチ」
前菜、メイン、デザート、カフェのセット。
前菜
「サーモンと帆立のマリネ」
普通に美味しい☆
メイン
「茨城県産(…だったと思う)豚肉のバルサミコソース?」
ん…?これは何故かほとんど生姜焼きに近いぞ…?(笑)
私的には豚の肩ロースあたりを香ばしくグリルして、煮詰めてトロッとさせた、甘酸っぱいバルサミコソースをかけた物を想像していたのだけど、出てきた物は…昔の洋食屋さんで出てくる「ポークジンジャー」的なフライパンで焼いてからソースを絡めながら煮ちゃったみたいなアレね…。
味は家庭的で、普通に美味しいけど、ご飯のおかずみたいな感じ…
想像してた王道の物とは違ってチョット残念〜☆
デザートは「ブランマンジェ&アイスクリーム」
ブランマンジェは自家製とわかるけど、アイスクリームは既製品的な味。
ランチでこのお値段だからこんなものかな☆
ごちそうさまでした!
そしてバス停に向かうも…
牛久は田舎なのでバスの本数が少ないのに…私達はレストランでついオシャベリをしてしまったので、見事に乗り遅れる…(笑)
仕方ないので、またオシャベリしながらバス停で待つ事40分…(苦笑)←近くにカフェすらないし…。
やっと来たバスに乗り込む。
そして土地勘のない私達はよくわからないまま「牛久大仏前」で下車。
牛久駅東口から22分、540円。
田舎って本当にバスが高くて、いつもビックリ(笑)
過疎化した観光地は、絶対的客数が少ないから高くしないとやって行けないのだろうね。
比べて奈良の大仏は人気観光地なので、奈良駅から100円バスがルート運行している。
本数もそこそこ多い。
そりゃあ奈良は見どころが沢山あって税収を効果的に使っているけど、牛久は大仏くらいしか見る物がないのと、お金の使い方も知らないド素人の自治体が観光促進しちゃってるのだから…。
高くなるのも必然か…(失笑)
しか〜し!
「牛久大仏前」で降りたはずなのに、大仏がもっと先にあるではないか…。
そこで降りたのは私達だけ…。
ん?降りるところ間違えたか?
…どうやら一本前で降りてしまったらしい(笑)
牛久大仏の正門前で降りるなら一本先の「牛久浄苑」みたい。←これは後でビックリする事になる。
テクテクと150m程歩き、牛久大仏到着。
うん!確かに大きいわ。
もちろん、中はよくある鉄筋コンクリートのビルで、ビルの周りに大仏のボディを取り付けてある構造。
中には寄付した人達の金額の大小で決まった、大小の仏像が名前と共に沢山展示してある。
大仏建設の歴史展示、お土産店など…まぁ〜よくあるフォーマット通りの展示館だよね。
大仏の胸元に縦長の幅狭窓があるのだけど、余りに幅が狭くてちゃんと景色が見えない(苦笑)
特に歴史がある大仏でもないので、内部には特に注目するところもなく…サラッと見て終了。
この手の「大きさだけを誇るビルみたいな巨像」は、外から見て驚くのがベストですな。
ちなみに牛久大仏は台座を含めると、映画「シン・ゴジラ」に出てくるゴジラの身長とほぼ一緒。
大仏を見ながら「ゴジラが本当にいたら、こんなにデカいのか…怖っ!」と思いながら見たりしていました(笑)
日本には幾つか巨大な像があります。
仙台の大観音も、その大きさで有名ですが…。
最近、話題に上がった兵庫県にある名前だけは立派な「世界平和大観音」
…これね…。
田舎者の頭の弱い成金が、勢いだけで建立したのはいいが、老朽化が激しくて取り壊しとなる。
しかも…
その所有者が亡くなっている為?何故か国民の血税《8億8000万円》を無駄に使って取り壊すと…(失笑)
笑えないだろ…。
田舎者の成金が宗教法人でも何でもない偽物寺「単なる趣味」で作った、「何の価値もない建造物」の解体に国民の血税9億円弱も使うなんて…。
中には自由の女神の偽物やら…ルノアール、シャガール、ピカソの偽物やら…蒸気機関車やら…鎧兜やら…日本の旧車やら…地蔵やら置いてあり、かなりの「支離滅裂」加減。
まさに「見栄っ張りの田舎っぺ」だ(苦笑)
映像を見たらわかると思うが本当に「ハリボテ感満載」の偽物観音
後先を考えない中身のない人が、勢いだけで作ってしまって、今やただの「大迷惑観音」である(苦笑)
その点、出来栄えで言えば、牛久大仏の作りはわりと本格的か…。
仏像や観音に限らないが、何か建立するなら「責任を持てる範囲」で行うべきなんですけどね〜。
頭が弱くて無責任な成金は本当にタチが悪いのです。
日本に点在するこの手の建造物がこの様な税金の無駄使いの極み」にならないように、建設時に取り壊し費用の担保でも取るべきですよね〜。
建設許可を出した役人もまさに「お役所仕事」で、な〜んにも考えないで許可したのでしょう…。
本当に役所の人間ってのは使えない…。
この手の公務員は、商売の仕方もわかってないので、民間の企業に行ったらクビレベルの人がほとんどだからね…。
牛久大仏の場合はおそらく所有者は宗教法人の寺なので、大丈夫(とは言え私も含めて寺離れが加速しているので、檀家は減る一方こればかりは何とも言えませんが…)だと信じたいですが…将来、牛久大仏が先の大迷惑観音のような状況にならない事を祈るばかりですな。
↓の画像は「牛久大仏の内部」です。
そして帰り道…。
本数の少ないバスを待っていたら、老夫婦から話しかけられる。
老夫婦「あなた達、行きのバスもご一緒でしたよね〜?先に降りたから大仏を見に来たんじゃないんだ〜と思ってたんだけど、見にいらしてたんですね〜」
バスが来るまでそこそこ時間があったので、軽くオシャベリ。
パ「僕達は間違えて一本手前で降りちゃったんですよ〜」
老夫婦「バスの値段が高くてビックリしたわ〜。700円もしたのよ〜。」
パ「僕達は560円くらいかな?多分150m位しか違わないけど…。」
私達と老夫婦は「………。」
たった150mちょっとで140円も高くなる(笑)
老夫婦も驚いてました。
これは「見るべき物がない観光過疎地」によくあるパターンだけど、インフラが整ってないとか、バスがアホみたいに高かったりするんだよね〜。
そこにプラスして「自治体が超絶やる気が無い」のよ(苦笑)
山梨県の「明野のひまわり畑」に行った時もそう。
写真では、あたり一面ひまわり畑〜みたいに写っていますが…実際見た感想は…「ちっちゃ!」(笑)
もはや写真は「真実を写さない」と言う意味と捉えるべきですな。
魅力があまり無くて、また来たい!と思われなければ、そりゃあ一回見たらもういいや…ってなるわな〜(苦笑)
そしてどんどん過疎化すると…。
日本は「観光立国を目指す」としているけど、大丈夫なのか?
最近話題になった、国が地方に配る「地方創生交付金(我々の税金ね)」の使い方然り…。
「誓いの鐘」に800万円を使おうとして批判を浴び、
過疎化する佐賀空港の利用客を増やす為?「宇宙をテーマにしたスペース」作成に2400万円を使った佐賀県。←県庁にそんな鐘を作って…誰が見に来るん?
佐賀空港になぜ宇宙…?(苦笑)
それを作っても、佐賀空港を利用する動機に全くならないのはバカでもわかると思うのだが…。
そもそも、それらに収益性あるん?…ないだろ…。
「巨大スルメイカのモニュメント」に2500万円を使ってしまった石川県。
←その何の趣もない、たかだか13mのちゃちいイカの置物をワザワザ見る為に能登まで行く?(失笑)
これも収益性なし
「県立歴史博物館の修繕費」におよそ1億円も使ってしまった新潟県。
なんの価値も生み出さないどころか、毎年巨額の赤字をタレ流して、それでも税金を無駄に使って維持し続けている「地方の箱物」
そもそもそんな場所めがけて新潟に行かないし、
そんな「何も生み出さない無価値な物」に1億円も投じてまた修繕すると…(失笑)
こんな事例が無数にある。
武漢ウイルスのせいで海外には行けず…去年からあちこち国内旅行をしておりますが…。
あれだけ政府から沢山の地方交付金等を貰っておきながら「がっかり観光地」ばかり目に付く現状は目に余ります。
仮に政権が変わったところで、自治体自体がポンコツでは何も変わらないので人を入れ替えた方がいい。
「自分の金で商売もした事ない、お金の使い方も知らないバカ」に大切な血税を配る国もかなりの無能ではあるんだけど…。
「受け取った自治体」は「受け取った金以上の価値」を生み出さないと全く意味がないのに、
莫大な「地方創生臨時交付金(税金ね)」を無駄に使って、「何の価値も無いモニュメント」を作るような「至極頭の弱い自治体」が、大多数存在する限り、日本の観光産業はダメだろうね…と冷めた目で見てると同時に、日本の未来に少し不安なパピオでした。
パピオ

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